過去ログ - 女「機械の体ですけど、一緒に過ごします?」-004-
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888:久方 ◆p79mT8Wu64Nk[saga sage]
2012/03/18(日) 00:14:21.11 ID:u12s3Mqyo
池面「そうだ、童ちゃんが大丈夫なら、なにかご馳走するよ」

童「私のような若輩者に施しを与えてくれるということは、相当な余裕を手に入れたようだな。安心した。しかし、私は残念ながら君にご馳走を頂けるような手柄はないと思うのだが」

池面「そんなことないよ。なんだか、童ちゃんの言葉って、不思議と納得できちゃうっていうか、なんか変に構えずに聞けて良いんだよ」

池面「気楽に話せる人って、久しぶりかも」

童「……考えてみれば、長い間女性恐怖症だったのだから、無理もないか。ふむ、私のような者で良いのなら、いつでも話相手になってやってもいいぞ」

池面「ありがとう。まあ、一時期は女性恐怖症もなかったんだけどね」

童「む、そうなのか。てっきり生まれてこの方、のように思っていたが、実はそうではないのだな。でも、それはそれで安堵した」

池面「それで、さっきの話なんだけど。甘い物は好き?」

童「和菓子は大好物だ。洋菓子はすこし苦手だな、色合いが明るくて、私には合わない。生クリームはとても苦手だ」

合わないとかいいつつ、白装束を着ている童ちゃんが言えることなのだろうか。

池面「和菓子かぁ。確か近くに和菓子専門店あったかな。それじゃあ行こうよ」

童「む?」

池面「どうしたの?」

童「ここから出るのか?」

池面「そうだけれど、どうかしたの?」

珍しく、童ちゃんが言葉を短く切った。


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