過去ログ - QB「魔法少女になってよ」らんま「てめー、ぶん殴られてーか?」
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らんまマギカ2話3
◆awWwWwwWGE
[sage]
2011/09/25(日) 15:28:07.84 ID:sF5yimZr0
暁美ほむらは、キュゥべえの姿を追っていた。
(ついに、まどかを見つけられてしまった。)
気持ちはあせる。
どうにかして、キュゥべえと鹿目まどかの接触を阻まなければ、『またもや』鹿目まどかが魔法少女になってしまう。
そうなれば、鹿目まどかはやがて魔女に―
「…見つけた。」
暁美ほむらの目に、白い犬のような猫のような、奇妙な小動物の姿が映る。
もはや、手段を選んでいられない。
ほむらはためらいもせず拳銃を取り出し小動物に向けて発射する。
銃弾は白い獣をかすった。
(はずしたか。)
そう思った、その瞬間、ほむらの腕に黒い小動物が飛びかかってきた。
「きゃあっ!? なに、コレは?」
手に持っていた拳銃が、その小動物の体当たりにより手からこぼれ落ちる。
それとほぼ同時に、黒い小動物は見事に着地し、ほむらに視線を向けて対峙した。
平べったい鼻、突き出た耳、その姿はどうみても豚だった。
キッとにらみつけてくるその目は、ほむらを敵視している。
(何なのこの豚は? インキュベーターの同類?)
ほむらの頭の中を無数の疑問符がかけめぐった。
どうあれ確かなことは、この小豚はキュゥべえ…彼女の言うところのインキュベーターを守ろうとした。
「敵には、違いないわね。」
ほむらは左腕につけている盾に右手をかざす。
すると、彼女以外のすべてのものが動きを止めた。
、
ほむらはそのまま右手で盾の裏側から銃器を取り出す。
そして無造作に、小豚にそれを撃った。
銃弾は小豚に当たる手前で、ピタリと動きを止めた。
他のすべてのものと同様にこの空間の背景と成り果てている。
動けるのはほむらただ一人のみだ。
ほむらはもう一度盾に手をかざした。
するとこの世界は再び動き出した。
が、勢いよく動き始めた弾丸は小豚にあたらず、コンクリートの地面をけずった。
小豚が時間が動き始めると同時に大きくジャンプをしたからだ。
(かわされた!?)
ほむらはおどろきを隠せなかった。
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