過去ログ - QB「魔法少女になってよ」らんま「てめー、ぶん殴られてーか?」
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14:らんまマギカ2話3 ◆awWwWwwWGE[sage]
2011/09/25(日) 15:28:07.84 ID:sF5yimZr0
暁美ほむらは、キュゥべえの姿を追っていた。

(ついに、まどかを見つけられてしまった。)

気持ちはあせる。

どうにかして、キュゥべえと鹿目まどかの接触を阻まなければ、『またもや』鹿目まどかが魔法少女になってしまう。

そうなれば、鹿目まどかはやがて魔女に―

「…見つけた。」

暁美ほむらの目に、白い犬のような猫のような、奇妙な小動物の姿が映る。

もはや、手段を選んでいられない。

ほむらはためらいもせず拳銃を取り出し小動物に向けて発射する。

銃弾は白い獣をかすった。

(はずしたか。)

そう思った、その瞬間、ほむらの腕に黒い小動物が飛びかかってきた。

「きゃあっ!? なに、コレは?」

手に持っていた拳銃が、その小動物の体当たりにより手からこぼれ落ちる。

それとほぼ同時に、黒い小動物は見事に着地し、ほむらに視線を向けて対峙した。

平べったい鼻、突き出た耳、その姿はどうみても豚だった。

キッとにらみつけてくるその目は、ほむらを敵視している。

(何なのこの豚は? インキュベーターの同類?)

ほむらの頭の中を無数の疑問符がかけめぐった。

どうあれ確かなことは、この小豚はキュゥべえ…彼女の言うところのインキュベーターを守ろうとした。

「敵には、違いないわね。」

ほむらは左腕につけている盾に右手をかざす。

すると、彼女以外のすべてのものが動きを止めた。

ほむらはそのまま右手で盾の裏側から銃器を取り出す。

そして無造作に、小豚にそれを撃った。

銃弾は小豚に当たる手前で、ピタリと動きを止めた。

他のすべてのものと同様にこの空間の背景と成り果てている。

動けるのはほむらただ一人のみだ。

ほむらはもう一度盾に手をかざした。

するとこの世界は再び動き出した。

が、勢いよく動き始めた弾丸は小豚にあたらず、コンクリートの地面をけずった。

小豚が時間が動き始めると同時に大きくジャンプをしたからだ。

(かわされた!?)

ほむらはおどろきを隠せなかった。


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