過去ログ - QB「魔法少女になってよ」らんま「てめー、ぶん殴られてーか?」
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5:らんまマギカ1話3 ◆awWwWwwWGE[sage]
2011/09/25(日) 15:04:05.31 ID:sF5yimZr0
 ガチャン

少女はいったん扉を閉めて、大きく深呼吸をした。

(おちつくのよ、マミ。魔女との戦いで疲れたからってあんな幻覚をみることないじゃない。冷静に、冷静になるのよ。)

気を取り直してもう一度、少女は扉を開ける。

 ガチャリ

そこにはやはり、全裸の謎の青少年が居た。

いや、正確には全裸ではなく頭に黄色いバンダナを巻いているが。

「そ、そのっ! せめて服は着るべきだと思う。」

謎の青少年は目を泳がせながら言った。

(しゃべった!? これはわたしの幻覚じゃないの?)

だとすれば一体…

「あっ!」

ここにきてようやく、少女は自分が男子の前に裸体をさらしているという事実に気がついた。

「きゃああああっ! チカン! 変態!」

金切り声をあげ、凄い勢いで少女は風呂場から逃げ出した。

**************************

「…変身体質?」

けげんな顔で、少女は言った。

「俺だってこんなバカバカしい話、信じたくもない。だがな―」

少女と向かい合う青年は、そう言って自分の頭にマグカップの水をかけた。

 コンッ

マグカップが宙を舞って床に落ち、青年の姿は消えた。

その代わりに、黒い小豚が青年の座っていた場所に現れる。

「信じられない…けど、信じるしかないみたいね。」

少女はその小豚に、こんどはヤカンのお湯をかけた。

立ち上がる湯煙に隠れるように、先ほどと同じ青年の姿が浮かび上がる。

「でも、どうしてそんな体質になったんですか?もしかして、魔女の呪い…?」

少女は質問した。

少女にはこういった非常識なことには少しだけ心当たりがあったからだ。

「いや、そんなメルヘンなものじゃない。」

しかし青年はきっぱりと否定した。

きっと『魔女の呪い』をおとぎ話か少女アニメの中のものだと思っているのだろう。

「俺はこう見えても武闘家でな、修行の旅をしている。こんな体質になってしまったのは、中国で修行をしていた時に呪いの泉とやらに落ちてしまったせいだ。」

『呪いの泉』それこそが魔女の呪いではないのか、少女はそう思ったが口には出さなかった。

この世に実在する魔女のことを語ったところでどうせ少女アニメにでも影響されたおかしな子だとしか思われない。

相手の言っていることも非常識なのだから信じてもらえるなどと余計な期待はしない方がいい。

人は、見たものしか信じないのだから。

私だって、見なければ彼の変身体質など信じようとも思わない。

そう考えて、少女はこれ以上話すことはないと判断した。


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