過去ログ - 女「私の机が擬人化した」 机「あ、おかえりなさい♪」
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69:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2011/09/28(水) 04:16:52.73 ID:2Aytoh75o

女「一度滅んだ山を持ち直すためにささげた妖怪の力は数百年で効果切れってことか」

狐「そうじゃ、もうすぐこの山は滅びる。どうしようもない」

狐「じゃから村の人を追い出そうと我なりに頑張ったつもりなのじゃがな」

狐「最初におりたったときはおばちゃんとやらに絡まれたがの」

狐「時代は流れてもやはりあの村の温かみは変わらないものなのだと、そう感じた」

女「追い出す行為は逆効果だったようだけどね」

狐「人の持ちえぬ力を使い出て行けと、言うても逆に人の子は確固たる意思を持って踏みとどまってしまうのじゃな」

狐「中途半端に力を使うものじゃから、おぬしのような祓い屋がまた来てしまった」

狐「もう、村にまで被害が出るようになってしまった」

女「お前を捧げた台座の裏に小包があるが、これは?」

狐「──我をこの地へ縛る為のものじゃよ」

狐「祓い屋の術が施してあっての」

狐「妖である不浄な我はそれに触れることも出来ぬ」

女「……そうか」

狐「すまないの人の子よ、阿呆な狐の話につき合わせてしまって」

狐「もう山が滅ぶのは避けられぬ、木々は枯れ地は割れこの辺りは崩壊するじゃろう」

狐「そうなる前に村人を非難させたかったのじゃが、我はもう力を使いすぎた」

狐「命を削って山に力を与えてきたが、もう限界じゃ」

狐「人の子よ、お願いじゃ。我はどうなっても良い村の人を避難させてやってくれないか?」




女「──いやだね」



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