24: ◆.IsLampwR.[sage]
2011/09/28(水) 04:18:56.94 ID:axtTgyEU0
軋む体をなんとか立ち上がらせると、ドラゴンはもう目の前に降りてきていた。
太く鋭い爪のついた前脚で塀に叩きつけるように、押し込まれる。
体の痛みと、この体格差。
脚をどけることなど出来ない。
首が圧迫され始める。
頭がくらくらし、視界が暗くなってくる。
これまでか……。
熱い息が顔にかかる。
「あっけないものだな。」
とドラゴンはせせら笑った。
「小僧、
最期に言いたいことはあるか?」
気管がせまくてうまく声が出ないが、
それでもまっすぐ目を見て言ってやった。
「愛してるよ、ソラ。」
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