4: ◆.IsLampwR.[sage]
2011/09/28(水) 02:28:59.14 ID:axtTgyEU0
ガラス窓の向こうからこちらを見ている女の子が居た。
城の中心に建つ塔の一番てっぺん。
窓にはまった格子の間から、悲しそうな顔が見える。
ぼんやり見ていると、
その唇がゆっくりと動いた。
(た、す、け、て)
と。
その言葉がわかった瞬間、
僕の体にズドンと何かがと落ちてきた
あの娘を助けなくちゃ!
僕の体に落ちてきたのは、使命だ。
気が付けば、
服装が騎士のようになっていた。
右手には鏡のように光る銀の剣。
左手にはドラゴンが彫られた盾。
背中にはバラの花のような色のマント。
僕は正面の扉へ向かってかけ出した。
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