46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/10/26(水) 23:51:41.94 ID:BameyvSX0
だが、その時
さやか「あれ、ひょっとして人の足!?」
キリカ「死体だろ?その辺に転がってた胴体部分とでもくっつくかもね」
さやか「違うよ!何か動いてる!!」
キリカ「……え?」
そんな馬鹿な……そう思いさやかの方を見ると、確かに動いている。
瓦礫に覆い隠されてしまい足しか見えないが、どうもまだ生きているようだ。
キリカ「まさか……本当に生存者が?」
さやか「待ってて!すぐ助けるから!」
……いや、待て。
この辺はこんな状況になる前は、確か歩道だったはず。
その足は何故スケート靴なんかを履いている?
キリカ「さやか。様子がおかしい。少し離れて様子をみよう」
さやか「このままじゃ死んじゃうかもしれないんだよ!早く助けないと!」
キリカ「そういう意味じゃなくて……」
その時キリカは気づいた。
その足のすぐ近くに、同じようにスケート靴を履いた集団がいる事を。
彼らは埋まっている足と同様の靴を履いており、下半身より上が存在しなかった。
そしてそのすぐ後ろには地面に落ちた蜘蛛のように歩き回る首のない六本手の人間が……
キリカ「さやか!それは魔女の使い魔だ!!」
さやか「……?」
振り向いたさやかを見て、キリカはようやく自分の愚かさを悟った。
さやかの首には特徴的な意匠……『魔女のくちづけ』が描かれていたのだ。
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