過去ログ - さやか「見滝原の悪夢」
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688:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/03/07(水) 10:54:04.03 ID:sBSdqAZqo
キリカ「ワルプルギスの夜は君達の手によって倒された。これはあってるよね」

ほむら「えぇ」

キリカ「それが本来ありえないことだったんだよ。ワルプルギスの夜は本来君達を倒して未来の私達の世界に現われる。そこまでが確定されたシナリオだったんだ」

キリカ「ところがそれが君達がワルプルギスの夜を倒したことによって崩れた。……ここからが推測になるけど、もしその後過去や、未来にもワルプルギスの夜が飛んでいて歴史に影響を与えていたとしたら?」

ほむら「……その歴史も消えてなくなる」

キリカ「そう。消えてなくしまうんだよ。……影響範囲がでかすぎる。この修正を解決する手段の一つとして『リセット』が考えられる」

ほむら「……リセット?」

キリカ「そう。ワルプルギスの夜の発端まで話を戻して、その上でそれを基準として歴史を再構成する。過去は残し、未来を完全に消失させる。恐らく今回宇宙に働いたのはそんなところなんじゃないかと思ってる。……本当のところはよくわからないけどね」

ほむら「なら、今回私達が戦ったのは」

キリカ「最強の魔女などと呼ばれる前のワルプルギスの夜さ。あの戦い、私達が勝った瞬間過去が確定されたはずだよ」

ほむら「……でも、そうなると今までワルプルギスの夜が起こした被害は?」

過去に起こった出来事は流石に修正不能なはず

キリカ「恐らく似たような魔女がいたことになったんじゃないかな。ひょっとすると魔女ですらないのかもしれない」

ほむら「未来は?」

キリカ「念のため一年後用心はするつもりだけど。多分何も起こらない。再編された段階で未来は完全に作り直されているとするなら、その作り直された未来を観測している人間が誰もいない以上未来は固定されない」

ほむら「私やさやかがこの世界に戻された理由は?」

キリカ「元々この世界の住民だったからだよ。ワルプルギスの夜との戦いに関わった人間として、本物がいるなら代用品よりかはそちらの方がいい」

ほむら「……仮にそれが事実だとして、私達の記憶が残っている理由は?」

なくなった未来の記憶を私達が持っているというのはおかしいんじゃないだろうか

キリカ「そうだね。わざわざ小細工を入れてた私はともかく……ほむらやさやかの記憶が残っているのは本当に謎だ。……宇宙再編時に因果の中心点にいたから?かな。ちょっとそこはよくわからない」

ほむら「……私は今まで生きていた記憶が消えるなんて嫌」

この何度も巡ってきたいくつもの時間軸の記憶
つらいこともあったけど楽しいことだって確かにあった
これを私が忘れてしまえば、私は私ではなくなる

キリカ「……そういう意思の強さも関係していたのかもしれないね」


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