692:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/03/07(水) 10:59:04.30 ID:sBSdqAZqo
さやか「そ、そんな……じゃぁそのまどかとの約束を果たす為には」
ほむら「この世界のまどかはもう契約している。私はまどかとの約束を守る為、止まるわけにはいかない」
さやか「……じゃぁ、この世界のまどかはどうなるんだよ!見捨ててもいいって話になるの!?」
ほむら「それをあなたにお願いしたいの。……この世界のまどかを、あなたに任せたい」
さやか「ふざけないでよ!何で、あんたはそんな事を……」
ほむら「ごめんなさい。でも、あなたなら……絶望の淵で完全に諦めていた私を救ってくれたあなたなら、まどかを任せられる」
ほむら「私がこうやって次の世界に行こうと決意できたのも、あなたのおかげなのよ」
さやか「そんなのあたしは……!!」
あたしはそんなの望んでなかった
ほむらやみんなと、もっとずっと一緒に戦っていけるって……
ほむら「勝手な話なのは分かってる。でも……お願い」
さやか「……」
嫌だ
ほむらと離れたくない
折角別の世界にまで行ってもう一度出会えた親友なんだ
それにここで別れればもう二度と会う事はない
……でも、ほむらだってそんな事は分かっているはず
その上でこの話をあたしにしてくれたんだ
なら……あたしがすべき事はここで駄々をこねることじゃない……
さやか「わかったよほむら。まどかの事はあたしに任せて!」
ほむら「ありがとうさやか」
さやか「でも……まどかには会っていかないの?」
ほむら「まどかとこの話をしたら、多分私は踏みとどまってしまう。……この話はあなたぐらいで丁度いいのよ」
さやか「どういう意味だよそれ!」
ほむら「ふふ」
さやか「……何かほむらが笑ったのを凄いひさしぶりに見た気がする」
というより、結局別の世界ではほむらの笑った顔を見ていなかったような
ほむら「えぇ、笑えるようになったのよ。あなたのおかげでね」
さやか「言うじゃんか」
ほむら「貴方には言われっぱなしだったしね」
さやか「……むー」
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