過去ログ - 【ストパン】土方圭助の憂鬱【土方×もっさん】
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12:1[sage]
2011/10/07(金) 19:48:50.84 ID:dpw2KwcZ0
ある日の朝のこと。
少佐は天候等の問題がない限り、朝は剣の鍛錬を行って過ごしている。
私もそんな少佐の鍛錬にご一緒させていただくのを日課としていた。

「ふんっ!はっ!」

坂本少佐と並び、無心に剣を振り続ける。
しばらくそうしていると、少佐が不意に話しかけてきた。

「どうだ土方。たまには手合わせでもしてみるか」
「はっ」

少佐と手合わせをするのは久しぶりであった。これまで少佐に一本すらいれたことのない自分を思い出して少しだけ恥ずかしくなる。
剣の腕でははるかに少佐に及ばないが、それでも何とか一本でもとらねば男として名がすたるというものだ。
そんな決意も新たに、私は木刀を構えて少佐の前に立つ。

「いつでもいいぞ土方」

前に立っているだけだというのにその発する剣気によって自分の体が浮きそうになる。
さすがは達人と呼ばれる少佐である。
しかしこちらとて先祖伝来の天然理心流を修めた身である。
下がりそうになる自分に活を入れ、まっすぐに少佐の目を見返す。



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