過去ログ - 【ストパン】土方圭助の憂鬱【土方×もっさん】
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5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大分県)[sage]
2011/10/01(土) 22:27:03.15 ID:mf0Sx6460
……二人きり、か。

「ええええええええええええええ!」

「ど、どうした土方」
「あ、いえ、な、何でもありません」

突然の大声に驚いたような少佐に慌てて取り繕うものの、思考回路はショート寸前であった。
今まで修行のことしか考えてなかったが、よく考えたら少佐と二人きりで数ヶ月過ごすことになるということに今気づく。
そしてそのことを意識しだすともうそれしか考えられなくなってきた。
少佐はそのあたりどう思っていらっしゃるのだろうかと思わず少佐の表情を伺い見る。

「近くの山中に小さいながら庵を構えた。必要な物資は近くの町から調達は出来るが、自給自足に近い生活になると思う」
「は」
「なので、正直貴様がいてくれれば私も修行に集中できてありがたい。自慢ではないが私の家事能力はどうにか人並みというレベルだからな」
「それは本当に自慢ではないですね」
「ははっ。言うじゃないか土方」

そう言っていつものように豪快に笑う少佐の表情は全く普段どおりで、特別な意識など微塵も感じられない。
やはり妙に意識していたのは私だけだったようだ。
そう考えると、今まで緊張していたのがうそのように全身から力が抜けていく。
少佐の前でなければ思いっきりへたり込んでしまっていたかもしれない。
少佐からすれば私など男とすら見てもらえていないのだろう。なんとも複雑な心境である。

…………こうして、私は修行に出かける少佐に同行することとなったのである。



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