過去ログ - 【ストパン】土方圭助の憂鬱【土方×もっさん】
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982:1[saga]
2012/09/17(月) 23:19:27.38 ID:1gJ8EHUc0
「んなっ……ななななな何をおっしゃるのですか!さ、坂本少佐はけ、敬愛すべき上官であって、わ、私ごとき者がそのような感情を抱くなど」
「やっぱりそうか。うんうん」

これ以上ないほど不自然に上ずった声で返答する私に、大尉は何事か納得したように頷く。

「どうせ立場がどうのとかくっだらないこと考えて遠慮してた口だろ?」
「く、くだらなくなど…………」

言ってから失言に気付く。
これでは大尉のお言葉を肯定したも同然ではないか。
案の定、大尉は肩を竦めて呆れたような表情を向けてきた。

「全くこれだから扶桑の男ってやつはうじうじと女みたいに…………少しはロマーニャ男を見習ったらどうだ?」
「いえ、あそこまではさすがに……」

以前エイラさんといった街で彼女にしつこく声をかけていた男を思い出す。
自分はとてもあんなふうにはなれない。

「難しく考えすぎなんだよ。…………あんたにとっていい女がいた、それがたまたまあんたの上官だった。それだけだろ」
「い、いくらなんでもそこまでは」

そこまで割り切れるのならこんなに悩まない。
ヴィスコンティ大尉も、ロマーニャの女性ということなのだろうか。


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