過去ログ - 駿河「これも、また、戯言なのだろう」
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15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)
2011/10/01(土) 23:59:51.22 ID:6uaDhiJBo
 「まあ、阿良々木さんですからね……今日のところは許してあげましょう」と、真宵ち

ゃんはそれほど僕を問い詰めることもなく、許してくれた。

 こんな、許されざる僕の存在を許してくれた。

 そんな戯言みたいな感傷を抱きつつ、僕は真宵ちゃんと話しながら帰ることにした。自

転車は押して歩く。一人から二人、並んで歩く。どうやらあれは撒いたようだし、彼女な

ら多少の遅刻くらい許してくれるはずだ。

「阿良々木さんは元気そうですね……特に何もなさそうな感じです」

「うん、まあ、そうだね。平和っちゃ平和だよ」

 不思議めいたことは特に何もない。あるのは現実的な悩みだけだ。

「現実的な悩み……ですか、阿良々木さんにもあったんですね」

「君にはなさそうだね」

 酷いことを言われたので酷いことを言い返した。

 おあいこ、相打ち。



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