過去ログ - 駿河「これも、また、戯言なのだろう」
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22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)
2011/10/02(日) 00:04:57.34 ID:5OuzHKOCo
「…………どうしたの?」

「いや、阿良々木先輩の言葉を思い出していたのだ。心に深く銘記するためにな。『これ

を奇遇というのなら、人生に面白みというものはないな』、か……思いつきそうでなかな

か思いつかなそうにない、見事に状況に即した一言だったなあ、と。当意即妙とはこのこ

とだ」

「………………………………………………………」

 というか、それよくよく整理してみると思いつきやすいって言われてるような気がする

んだが。

「うん、そうなのだ。実は私は阿良々木先輩を追いかけてきたのだ」

「…………うん、まあ、わかっていたよ」

「そうか、わかっていたのか。さすがは阿良々木先輩だ、私のような若輩がやるようなこ
                          オモハユ
とは、全てお見通しなのだな。決まりが悪くて面映い限りではあるが、しかし素直に、感

服するばかりだぞ」

「………………………………………………………」

 …………やりづらい。

 僕の顔に、今どんな表情が張り付いているのかは果たして定かではなかったが、しかし、

そんな僕には全く構うことなく、神原駿河は、溌剌とした笑顔を、僕に向けている。




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