過去ログ - とある未来の通行止め その2
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16:ブラジャーの人[saga]
2011/10/05(水) 03:31:55.57 ID:QBDpqJCD0
「…先生ェだとォ?どォいうことだ」
「コーヒーって目に染みるんだな…」
「ごめんねカミジョウ…。あ、まだ髪にも付いてるよ、ってミサカはミサカは拭き拭きしてみる」
「五秒以内に喋らないとォ」
「教育実習だよ!二週間だけ打ち止めの学校に教育実習生として通うことになったんだ」

一方通行は新しく用意してもらったコーヒーに手を伸ばす。また吹き出さないように、上条の回答を聞くまで飲まずにいたのだ。

(そォいや、去年打ち止めがそンなこと言ってたなァ。今年は三下が実習生ってわけか)

「何でよりによって打ち止めの中学なンですかァー?」
「知らねぇよ。俺が決めたわけじゃないもん」
「わぁー、カミジョウがミサカの先生なの?学校でカミジョウに会うなんて不思議なカンジ」
「つーかオマエ教師になンのかよ」
「なんのために俺が教育学部に通ってると思ってたんだ」
「オマエの学部、今初めて知ったぜ」
「打ち止め、苦労してないか?悲しいことがあったらいつでも先生に相談しろよ?」

上条は、タオルをたたみながら一方通行の横に座った打ち止めにだけ喋りかけた。視界から白い人を意識的にカットする。
打ち止めは恋人が分かりやすく眉をしかめた気配を感じ、苦笑を浮かべてトントン、と彼の足を優しく叩いて宥める。

「苦労よりも嬉しいことの方が多いから平気だよ、ってミサカはミサカは幸せなことをアピールしてみる。ご心配には及びません」
「……そっか。はははは、御馳走さま」
「何がだよ…」
「ん?コーヒーが」
「……」



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