834:ブラジャーの人[saga]
2012/02/17(金) 22:50:45.26 ID:NTl5oDlf0
「ねぇねぇどうよ、ミサカのフォークとナイフ捌きは。もう服にこぼす心配なんて皆無だね!」
「まァまァだな」
「上から目線でカンジ悪ーい。でもあなたのお皿の方が食べた跡がキレイなのは事実なので、不満は言えないの」
「聞こえてンぞ」というツッコミを入れるのは、日に一回ぐらいにしてほしい。
浜面に「式には来てね。御祝儀もお願いね」と言われている。
披露宴をやるのか不明なのだが(不明なら聞けばいいのに)もしやるのなら、料理が振舞われるはずだ。
一方通行もだが、打ち止めはテーブルマナーというものをしっかり勉強したことがない。今日は文章や映像で見て覚えた内容を、もしもの時、実際に使えるか試しに来たのだ。
(ハマヅラの結婚式にかこつけて、ただオシャレなデートがしたいだけだったりして、ってミサカはミサカはタキツボに申し訳なくなってみたり)
(マナーは覚えといて損はないからな。いつ必要になるか分かンねェし)
「ねぇ、あなたのスーツ……」
「ン?」
「かっこいいよ、ってミサカはミサカは…、予想以上の大ホームランにクルクルヘアーを巻き巻きして照れ臭さをまぎらわしてみる」
「…フ、…食事の最中に、あンま髪弄ンなよ」
カールされた髪を、左手の人差し指に巻き付けていた打ち止めは、ぱ、っと手を離す。
「マナー違反なのは、このミサカを褒めないあなたの方だと思う、ってミサカはミサカは素直な感想を求めてみたり」
「………」
「求めてみたり」
「ストライクだな」
「よっしゃ」
この二人、たとえ披露宴があろうと無かろうと、大して関係ないのである。
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