過去ログ - とある未来の通行止め その2
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850:ブラジャーの人[saga]
2012/02/22(水) 00:59:06.44 ID:Ek3cHGzx0

高校に入学して、早二ヶ月。二人と一匹暮らしに慣れてくると、案外自分だけの時間が確保できるものだ。打ち止めは部活に入った。
それは、大学四年生になった一方通行の協力と、愛犬の世話を買って出てくれる妹達のおかげでもあった。
ただ、打ち止め自身としては、ブランカを世話してくれる下位個体が、

「やりたいからやるだけで、別に上位個体や、ましてや一方通行のためではありません。そんなことより、このオヤツをあげてもいいですか」

と言うように、

(ミサカだってあの人のお世話したいもん)

そこで、ゆる〜い雰囲気の文化部をチョイスした。それは手芸部。

『気が向いた時に顔を見せてくれればいいよ〜』とは、部長自らのお言葉である。

さっそく簡単な裁縫技術を教わり、打ち止めは枕カバーを拵えた。学園都市製の、高機能ミシンもあるが、あくまで手縫いにこだわった。だいたい、ミシンを使うような作品は、まだ作れない。

同じ部の先輩には、部屋のカーテン、座布団、服まで手作りする人もいる。見せてもらったが、気まぐれのように参加するだけの自分では、到底あのレベルに達するのは困難と思われた。

(ミサカはミサカのできることを、コツコツ楽しくやればいいや、ってミサカはミサカはハンカチに刺繍をしてみたり。うん、いいカンジ)

そこで、今凝っているのが刺繍である。難しい大きな模様は無理だが、ワンポイントや短い文字を入れてオンリーワンの手作り感を演出していた。



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