過去ログ - 智「さあ、おとぎ話をはじめよう」 Re:2
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[saga]
2011/11/13(日) 22:36:13.92 ID:dPbISZMxo
我斎は言っていた。瑞和と夜子は『有象無象よりは近しい関係』だと。
近しい?こんな不本意そうなのに?
見る限り、第一次接遇は最悪そうだったように思える。
そこで思いついた。
智「……ねぇ、夜子って僕に助けられた時も不本意だった?」
夜子「っ」
智「そんな緊張しなくていいから、正直に教えて?別に怒ったりもしないし、参考程度にだから」
夜子「…………。瑞和よりは、マシだった」
これには流石に僕も苦笑いを浮かべる。
けれどマシだった、ということは気に食わなかったに違いない。なにせ元の反応はアレだったし。
つまり、それこそが他の人よりはマシということなのだろう。
そしてその『マシ』というのが、夜子にとっては大きいものだということに違いない。
なにせそれ以下は『有象無象』なのだから。
ということは、だ。
我斎だけでなく夜子にとっても瑞和はある種特別な存在だ、ということだろう。
ともすれば、僕の位置に瑞和がいたかもしれないのだから。
そういうことならば戦争をしたいのかしたくないのか『わからない』ということにも納得が行く。
自分にとって全てである我斎。自分にとって特別である瑞和。そのどちらかを選ばなければいけないのだから。
……わかっていたら迷わず我斎を選びそうだし、きっと無意識下でそう思っているのだろうけれど。
智「……それで夜子は我斎の考えを知りたい、ね……」
呟いて、ピタっと歯車が合わさったような気がした。
僕の目的と、夜子の願い。
奇しくも僕の目的――第三の選択肢を見つけ出すことは、今この瞬間に達成されてしまった。
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