過去ログ - 智「さあ、おとぎ話をはじめよう」 Re:2
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844:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/10(日) 23:59:08.51 ID:925ef980o
伊代「ちょっ……やめなさい! ほっ、ほら、人前でしょう!?」

宮和「それはつまり人が見ていなければいい、ということですね。 それでは和久津さま、その路地の影に……」

伊代「そ、そういうことじゃなく!」

 混乱している伊代。 それでも持論を並べ立ててなんとか宮和を僕から引き離そうとする。
 それに対して宮和は順にその言葉の穴を見つけて反論を返す。
 どうやら意地でも僕の腕を離す気はないらしく。

伊代「――――っ!!」

宮和「――――」

 ……るいと花鶏みたいな、大仰な喧嘩とは違うけれど。
 口喧嘩な分、逆に大事に見えるというか……なんというか…………
 これを一言で表すなら、そう。

茜子「シュラバーですね」

智「あっ、あかねっ……!?」

 いつの間にか、宮和と反対側の腕を茜子は掴んでいた。 さながら、一瞬生えてきたかのように錯覚する。
 二人が相変わらず口論をしているのを尻目に、茜子はこそっと耳打ちをしてくる。

茜子「おっぱいメガネも、箱入りおっぱいも、感情が滅茶苦茶です。 さっさと止めたほうが良いのでは?」

智「そっ、そんなこといわれても……」

 ここまでヒートアップした喧嘩を収めるのは難しい。
 口八丁でやり込めてきた僕だけれど、僕が渦中でその原因だからこそ出来ないこともある。


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