過去ログ - 智「さあ、おとぎ話をはじめよう」 Re:2
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960:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/16(土) 00:24:11.30 ID:cjDg07dgo
宮和「それで、和久津さまはどうなさるのですか?」

智「どう、って……決まってるよ」

 言わずもがな。
 教室に戻ってからこっそり開いた手紙には、予想通りの言葉が綴られていた。
 前世の恋人だった、や私の運命の人、などよりはよっぽど良い。 真っ直ぐな想いだ。
 けれどこの『ずっと影から見ておりました』というのはなんとかしてほしい。

宮和「たまに、視線を感じることがありました」

智「気付いてたなら言ってよ!?」

 しかし、どうしようか。
 恋に恋してる。 そういう風にもとれる。
 憧れを恋と勘違いしてる、多分そうなのだろう。

宮和「思い出を一つ、さし上げては如何でしょう」

智「思い出?」

宮和「はい。 例えば、こう和久津さまが彼女を抱きしめて差し上げるとか」

智「まぁ、その程度でいいなら」

 それが本当の恋でないなら、きっとそれで満足する。
 兎角。 どうしようか。
 放課後にもう一度来るとは言っていたけれど、僕には逃げることだって出来るし。

 チャイムが鳴る。
 あやめ先生が来た。
 後は、授業中にゆっくりと考えることにしよう。


 ↓1
 (どうするか。 返事をする場合、その内容も)


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