過去ログ - 士郎「人の為に頑張ったヤツが絶望しなきゃいけないなんて間違ってる」ほむら「……」
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[saga sage]
2012/05/06(日) 16:21:45.46 ID:6jpnDKtk0
「だがな、それでも俺はアンタたちを認めない。
犠牲なんてない。泣いてる人も居ない。
誰もが悲しまない、そんな世界を望む」
「そんな事は不可能だ。何かを犠牲にしなければ、何を得る事も出来ない」
「そいつは百も承知だ。
俺だって少数の悪を廃除して、多くの人々の幸せを手に入れてきた。
一握りの人を切り捨てて、前に進んできた」
幸福を求めて道を誤っただけの者も居た。
善く生きてきたのに、運に見放された者も居た。
助けを求めながら息絶えた者も居た。
そんな数多の亡骸の上を俺は歩いてきた。
「だけど―――いや、だからこそ。
過去に置き去りにしたたくさんのモノの為にも、俺は俺を曲げる事だけは出来ない―――!」
―――衛宮士郎はこのように生き、そして死んだ、と。
もしも親父やセイバーに会う事になっても、胸を張ってそう言えなければならない。
その為の唯一絶対の条件。
それを捨てる事は出来ない。
「……交渉は決裂したようだね」
「そのかわり、宣戦布告はなされたがな」
もはや話をする必要はない。
そう判断したのか、部屋の外へと向かっていく我が宿敵。
「つくづく惜しいお話だよ。
君は因果の量だけは、英雄のそれに匹敵するものだったからね」
最後にこぼした言葉。
それに対して俺は。
「はっ、笑わせる。
俺なんぞを英雄と比べてるようでは、さっきまでの話の真偽も疑わしいものだ」
全力での嘲笑を返してやった。
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