過去ログ - まどか「無限の中のひとつの奇跡」
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14:視点:佐倉杏子 ◆oQV5.lSW.w[sage saga]
2011/10/03(月) 23:49:47.73 ID:mLlw9Zym0
「もう、大丈夫そうね。
じゃ、自己紹介、いいかしら」
紅茶を飲み終え、幾分平静を取り戻したらしいそいつを
無垢な優しさで篭絡しようとするマミ。
「まずはこちらから。私の名前は巴マミ。
そしてこっちの捻くれた子が佐倉杏子さん」
「――なんか余計な修飾語が聞こえたぞ」
「ふふ、宜しくね」
巴マミが和やかにその右手を伸ばし
「暁美ほむら、よ。……宜しく」
少し戸惑いながらも、暁美ほむらがその手を握り返す。
「暁美ほむらさん、か――格好良くて、素敵な名前ね」
天然の誉め殺しに合い、その頬が僅かに赤みを帯びる。
「――名前なんて、ただの記号よ……」
「『素直で可愛い』佐倉杏子だ。ま、宜しく頼む」
ただ右手を差し出す替わりに、一握りの金米糖を乗せてみる。
「……宜しくお願いするわ」
ほむらはそれを受け取ると、ピンクの粒を1個だけ手にとって見つめ
それから紫の粒と交換して、口に放り込んだ。
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