過去ログ - まどか「無限の中のひとつの奇跡」
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32: ◆oQV5.lSW.w[sage saga]
2011/10/04(火) 02:54:27.50 ID:oDJk8X6O0
「次は貴方の番よ、エリ」

あ、そういえばこの子も居たんだっけ。すっかり忘れてた。

「あ、はい、えと、見滝原中学一年、真矢エリ、です」

「宜しく、エリ」

「あ、はいぃ、宜しくお願い、します」

……明らかに対人恐怖症だ。目もまともに合わせてくれない。
うーん、なんか凄く心配になる子だ……

「真矢さんはまだ魔法少女の契約前の子よ。暁美さん付きの見習いってとこね」

?そういえばこの子と最初に会ったのは屋上の階段で……

「見習いというのは語弊があるわね。私は契約させるつもりは無いから」

………………

「げぇ!」

「どうしたの美樹さん?突然に」

「いえ、何でもないです、何でも、あはははは」

うろたえるな落ち着けあたし。まだほむらに覗きがバレたと決まった訳じゃない。
隙を見てエリに確かめて口止めをすればいい完璧な作戦だ流石はさやかちゃん――

「ふふ、変な美樹さん。じゃ、行きましょうか」

(――心得ていると思うけれど、屋上でのことは他言無用よ)

「うげぇ!!!」

テレパシー!?

「大丈夫?美樹さん」

「いえいえ、本当に何でもなくて大丈夫です、あは、あはははははは」



街の雑踏。車の騒音。よく見知ったケヤキ並木の道。
目の前に広がる、いつも通りの光景。
しかしあたしの運命は、この僅か十数分の間の出来事で、大きく変わろうとしていた。


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