過去ログ - まどか「無限の中のひとつの奇跡」
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42: ◆oQV5.lSW.w[sage saga]
2011/10/07(金) 02:20:34.85 ID:t06ma3WT0
「私からもひとつだけ、付け加えておくわ」
袖を引っ張られた腕でエリの頭を撫でながら、話し始めるほむら。
「もし誰かの為に祈るのだとしたら、決して見返りを求めては駄目。
裏切られても、忘れ去られても、全てを受け入れて、後悔しないこと」
無表情だけど真摯な目が、真っ直ぐあたしを見据える。
「それが出来ないなら――元々誰かの為に祈る資格なんて、無いということよ」
「僕からもひとついいかい」
軽い沈黙の空気を破ったのはキュゥべえ。
「魔法少女候補である君の権利として
1回だけ、好きなときに僕を呼び出せるようにしておくよ」
無表情で機械的な目が、視野の中心にあたしを捉える。
「奇跡が必要になって、すぐに叶えたいときの為にね」
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