過去ログ - キャーリサ「明日も、大好きな彼と」
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207: ◆7oWiJj9WF6[saga]
2011/10/23(日) 01:27:43.83 ID:y/el+bEP0
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【一緒に料理】
ヴェント「そこの酢を取ってくれ」ヒョイ
上条「了解ですよ」パシッ
ヴェント「……うん、あともう少しかな」
上条「……凄く独特な匂いがしますね……」
ヴェント「流石の万年空腹野郎のお前でもこれにはさすがに食欲湧かないか」クスクス
上条「そ、そんなどこぞのシスターさんみたいなあだ名つけないでくれ!」アセアセ
ヴェント「まぁ、私も日本食の方が好きだからこういう濃い匂いはあんまりだけどな……」
上条「え?そうなのか?それなら別に今日は日本食でも良かったんじゃ?」
ヴェント「……いや、今日はこれでいい」
上条「?」
ヴェント「…………弟の、命日なんだ」
上条「……!」
ヴェント「昔、良く作ってやってた。こんなもん、何故だかアイツは心底美味しそうな顔して食べてたのが頭に焼きついてる」
ヴェント「……つっても、昔のはこんな整った匂いしてないし、具も少ないんだけどな」アセアセ
上条「……はは、なんだかんだいってヴェントさんは俺が会ってきた女性で一番人間味がある人かもしれないですよ」ナデナデ
ヴェント「や、やめろよ!何だよいきなり!気持ち悪い!」バシッ
上条「気持ち悪いって……」ズーン
ヴェント「あ、で、でも。お前がこういうのより日本食が良いって言うのならまた作り直すけど!」
上条「いや、俺もそれでいい。というより、それがいい」
ヴェント「いいのか?」
上条「ヴェントが大事な人は、俺にとってもその、大事だから。……ないがしろにしたくない」
ヴェント「……」
ヴェント「(……ほんと、コイツ、ずるいよなぁ、こういうところ)」
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