過去ログ - 男「魔王拾っちまったわけだが」
1- 20
976: ◆TctB4xXhw6[saga]
2013/04/07(日) 22:02:20.84 ID:UOc/uNnH0

 3月──


大賢者「……ふむ、風が変わったの。男めようやく大分下まで降りたと見える」

騎士B「よくわかりますね」

大賢者「伊達に長く生きてはおらんよ。王の資格を持つ者が近付くほど、かの地は強く共鳴するでな」

騎士B「大賢者様は地下にあるものをご存知なのですか?」

大賢者「詳しくは知らんがの。初代が残した最後の遺産、だそうじゃ」

騎士B「遺産、ですか」

大賢者「うむ」

兵士C「周辺の調査終わりましたよ」

兵士D「眠い……だるい……」

騎士B「ご苦労。戻って休みなさい」

兵士C「うス。ほらD起きろっての」

兵士D「運んで」

兵士C「しょうがねえな……」



大賢者「兵士Dめはよう寝よるの」

騎士B「愛らしいではないですか」

大賢者「あまり甘やかすでないぞ。次の主が難儀するじゃろ」

騎士B「騎士Dなら気にも留めないでしょう。彼女はおおらかですから」

大賢者「それはそれで困りものなのじゃが」

騎士B「……それより私は自分のほうが不安でもうヤバいです」カタカタ...

大賢者「んん? おお、そうか確か次は」

騎士B「タンマで。口に出して言われると緊張がもはやマッハです」ガタガタ...

大賢者「ヘタレじゃのう」

大賢者「やれやれ、兵士Bも苦労しそうじゃなぁ」



兵士B「ぶえーっく!」クショイ!!

兵士A「うわ汚っ!」

兵士B「おぅ、すまん」

兵士A「何、花粉?」

兵士B「いや、それはないはずなんだが。誰か噂でもしてんのかね」

兵士A「いよいよBの生え際が怪しくなってきたとか?」

兵士B「根も葉もない嘘を定着させようとするのやめろォ!!」

兵士A「そうだね、毛根がないね」

兵士B「あるわ! むしれるほどあるわ!」

兵士A「少ない毛と書いて毟る。自虐ネタとは落ちたね」フッ

兵士B「はっ倒すぞテメェ」

女医「正門のど真ん中で漫才やってんじゃないわよ」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
987Res/461.12 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice