14:flag.01ガールミーツガールズ [sage]
2011/10/06(木) 22:55:11.16 ID:uWPHdrqf0
後ろを振り返る梓、一瞬驚くような表情を作り、すぐさま笑顔で返す。 だが内心少し焦りを感じている。 梓と同じ学校の制服を着た少女が梓に手を振り、駆け寄ってくる。
琴吹紬 2年2組 軽音部所属 担当キーボード
梓にとっては軽音部先輩であるが、気まずい。 入部したばかりの軽音部に数日、通っていないからだ。 そんな梓に対してやさしく微笑みかける。
「梓ちゃんって、ギターはいつのころから弾いているの? この前部室で聴いたとき、とってもうまかったわ。 何年も練習をしてきたのでしょ」
「はい!私、小学校4年生の時に、このムスタングを譲ってもらいそのときから弾いています。 親がジャズバンドやっていたので、親に教えてもらいました」
「へー、すごいわ梓ちゃん、」
「えへへ」
紬は、ほんわかとした表情で、愛嬌のある先輩だ。 髪はロングで、肩を越すほどに伸びて、その毛一本一本がシルクのように滑らかに流れている。
一際、存在感をあらわす彼女の眉毛は、沢庵を思わせるかのごとく太いが彼女の温和な人柄を魅力的に引き立てる。
「紬先輩は、いつからキーボードをやられていたのですか?」
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