2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/07(金) 19:02:50.17 ID:i7QP7kDX0
「最近何かこそこそしてると思ったら、脚本を書いていたんですか」
と絹旗最愛は言った。
「絹旗か、おはようさん」
暦の上では十一月。秋の涼しさも過ぎ肌寒い季節のなか、浜面仕上はその大柄な体と茶色に染めた髪が何とも不釣合いなコタツに入りながら何かを書いている。
「おはようございます。浜面はゴリラみたいな体なのに超寒がりなんですね」
「確かに体は鍛えてるけどさ、運動選手と同じで体脂肪率低いんだよ」
なにかと『超』をつける独特の口癖を持つ彼女は、不思議そうな目をしながら尋ねた。浜面いわく運動選手のような体らしい。そう自負するだけの事はあり、彼の体は絞られた肉体であった。
「脚本なんか書いて映画でも作るんですか? 超浜面の作る映画だと超Z級になりますね!」
「ちげーよ! それと俺が書いてるのはSSって奴だ。ところで頼みがあるんだけどさ」
「何ですか? くだらない用事なら超窒素パンチですよ?」
そう言いながら彼女は小柄な体を精一杯伸ばし食器棚からコップを取り出し、牛乳を注いでいた。
163Res/148.43 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。