29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/08(土) 18:59:06.93 ID:MoEXM0li0
何気なく陳列されたバッグを見たらこないだ雑誌で特集が組まれていたバッグを見つけた。
「・・これなんかどうだ?」
「あ・・・それいいかも」
俺が指をさしたのは、革のスリーウェイバッグだ。しかも学園都市との技術提携で妙に丈夫らしく最大で500sも入れれるらしい。
「でも・・・・・それってアスカロンのだよね? 値段は大丈夫なの?」
アスカロンと言えば、デザイナーのウイリーア=ムアックアーがイタリアの超高級ブランド『カミー=ノウーセキ』から独立した新生ブランドだった気がする。
一般人でも買える範囲らしいがそれでも俺の財布からすると手の届き難いブランド物だ。しかし値札には2万円と書いてあった。
「妙に安いくね!?これでいいじゃん!500キロも入るみたいだし」
「500kも私は持てないし、このサイズのバッグにははいらないよ。HEAVEN MISTはアスカロン直輸入だから結構安いのとそれに・・・・・ほら見て」
滝壺は当然0.5トンも持てるわけがなく、滝壺はバッグの横にある注意書きのプレートを指差した。そこには『ファスナーの一部が破損している訳あり商品』と書かれていた。
輸入物が高い理由は中間業者の手間賃が上乗せされてるからって聞いたことがあるし、直輸入で訳ありなら安いのも納得がいった。
「他の店だと5万円ちょっとはするもんね・・・・。お買い得だからこれにしようかな」
滝壺も気に入ったみたいだし予算にも合ったので俺はバッグを持って会計しに行った。
「彼女さんのためですか?」
「そうなんですよ〜昨日あの子のバッグを駄目にしちゃって・・弁償も兼ねて買い物に付き合ってるんすよ」
俺は照れながら会計を済ませ滝壺のもとに向かった。
「バッグを駄目にしてごめんな・・・・。これで許してくれるか?」
「うん。あのバッグはボロボロで近々買い換えるつもりだったし、久し振りにはまづらと出掛けられたのも楽しかったよ」
こうして俺と滝壺のお買い物デートは終わった。
終わり
主人公:浜面
185p、茶髪、ジャージにジーパン、17歳
ヒロイン:滝壺
165p、黒髪ショート、巨乳、上下ピンクジャージ、16歳
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