過去ログ - かがみ「こなたなんて、私の思うが儘よ」
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12:^^ ◆HR2brQyc6A[saga]
2011/10/07(金) 22:37:37.19 ID:RwYbqIC60
一度目。

こなたを助けた時は無我夢中だった。

夢で見た光景が現実と重なった時、

刹那の間だけ戸惑ってから大慌てでこなたの華奢な腕を引っ張った。

直後に己が選択の正しさを知り、予知夢の背筋が凍りつくような正しさも知った。

この時点で彼女はこれを偶然の奇跡だと考えたし、

夢で見たから夢で見た通りに動いたのだと考えた。



二度目。

かがみが見た夢で麦茶を防いだのは人形ではなくクッションだった。

ツヤツヤとした生地で吸水性に欠けるそれが

麦茶を四方八方に拡散させるだけの結果を招くはずだったのだ。

ところが現実としてかがみは自分の意思で夢とは違う未来を選択した。

夢の中で失敗を学習したからだ。

夢の中で見たから夢とは違うように動いたのだ。

「……それでもオカルトなんて信じないけどさ」


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