過去ログ - 上条「なぁ。教えてくれよ。名前」一方「……忘れたっつってンだろ」
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[sage saga]
2011/10/12(水) 22:11:34.09 ID:cvck9Pzu0
『う………』
先ほどの無表情がウソのように、白い子供はきゅっと眉を寄せた。
幼いプライドと旺盛な食欲の間をさまよう様子は、その辺の子供と変わりない。
やっぱりガキは口先三寸と食い物で釣るに限るな、と木原は頷いた。
測定結果は、ブッちぎり文句なしのレベル5。
「す、すごいですね木原さん…!ウチの研究所にレベル5なんて!!」
助手が興奮した様子でまくし立てる。
自分の功績でもないのに何をハシャいでいるのか不可解だ。
だが、今やこの部屋には研究所中の人間が集まっていた。
測定結果をためすがめつしながら、何十もの目が室内の白い子供に向けられている。
『ハンバーグは?』
それをものともせず、赤茶色の目が木原をジッと見上げた。
「へいへい」
木原が手元を操作すると、カチャリと測定用ヘルメットのロックが外れる。
ヘルメットを重そうに外して放り出し、とてとてと分厚い壁の檻から歩み出て来た。
「おい、飯を用意してやれ」
木原が助手に指示を出し、測定結果を頭の中で反芻する。
一度見たものなら確認する必要は無かった。
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