過去ログ - 上条「なぁ。教えてくれよ。名前」一方「……忘れたっつってンだろ」
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52:1[sage saga]
2011/10/25(火) 23:25:18.75 ID:hVTRAVbV0



レベル5『一方通行』が木原の所属する第八中央研究所に来てから、一ヶ月が経っていた。

超能力者、という存在がもたらす利益は巨額のものだ。

しかも一方通行の能力は『すべてのベクトルを操る』というあまりにも規格外のもののため、あらゆる研究者が目の色を変えていた。

だが今は木原がすべてを押さえつけ、一方通行の主任研究員の地位を確保している。

木原一族の名もたまには役に立つものだ。

「あら、あーちゃん。晩ご飯かな?」

「うン。木原くンが今日はもォいいって」

「そうかいそうかい、今日はあーちゃんの好きなハンバーグあるよ」

「え、ホントォ?」

通りかかった食堂の調理人員の女性の話に、一方通行は微かに目を輝かせる。

「今日ハンバーグだって、木原くン」

「おいクソガキ。『木原さん』だって何度言やわかりやがる」

「でもこないだ女の人がそォ呼ンでたじゃン」

「あーあーあの女の真似かよ…。ホントロクなことねぇなアイツが来ると」

「でも木原さん、芳川さんと仲良いですよね?」

「虫酸が走ること言うんじゃねぇ。殺すぞ」

軽く首を傾げる助手に、木原の心からの殺気が向けられた。

「すんません!死にたくありません!!」



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