過去ログ - 梓「昔、唯先輩がいたところ」
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15:名無しNIPPER[sage]
2011/10/08(土) 19:04:21.39 ID:nMrKbtYAO

わたしは仕事場から外に出ました。
遠慮なく吹き付けてくる風が冷たいです。いくつかの路地を曲がって大通りに出たけれど、人の姿を見ることはできませんでした。ほとんどの人は夢の中にいます。
あたりはもう真っ暗だったけど、街灯があるので怖くはないです。

以下略



16:名無しNIPPER[sage]
2011/10/08(土) 19:08:01.47 ID:nMrKbtYAO

わたしの仕事はお話をつくることです。
けれど作家とか漫画家とかいうことではなくて、夢を見せるお仕事です。

いつからかはもう忘れてしまいましたが、人々は現実の問題に疲れはててしまいました。それで夢の中で暮らすことのできる機械を作りました。
以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2011/10/08(土) 20:43:13.24 ID:nXA79ioao
ほぉ、おもしろい


18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県)[sage]
2011/10/08(土) 20:46:55.36 ID:UjRggXWFo
面白い!
今までありそうでなかった雰囲気で、新しいと思う。


19:名無しNIPPER[sage]
2011/10/08(土) 21:26:22.64 ID:nMrKbtYAO

大好きな歌をハミングしながら歩けば、家にはすぐつきます。
玄関をあけて中に入りました。
がちゃりという音が聞こえたのか、憂が出迎えてくれました。

以下略



20:名無しNIPPER[sage]
2011/10/08(土) 21:28:46.89 ID:nMrKbtYAO

憂「そういえばね」

唯「うん」

以下略



21:名無しNIPPER[sage]
2011/10/08(土) 21:37:08.84 ID:nMrKbtYAO

唯「ねえねえ」

憂「うん?」

以下略



22:名無しNIPPER[sage]
2011/10/08(土) 21:49:46.96 ID:nMrKbtYAO
【A】

日曜日。
わたしは公園のベンチに座って唯先輩を待っていた。
遊びにいこうと誘ってきたのは唯先輩のほうなのに、集合時間に遅れるのはひどいと思った。
以下略



23:名無しNIPPER[sage]
2011/10/08(土) 22:02:02.46 ID:nMrKbtYAO

唯先輩は心からほっとしたような顔した。このゆるんだ顔に安心を覚えるようになったのはいつからだっけ。

梓「そういえば、この公園に来ること多いですよね」

以下略



24:名無しNIPPER[sage]
2011/10/08(土) 22:06:12.06 ID:nMrKbtYAO

梓「それでどこに行きます?」

唯「さあ」

以下略



25:名無しNIPPER[sage]
2011/10/08(土) 22:34:46.43 ID:nMrKbtYAO

これといってお互いに行きたいところもなかったので、フラりフラりと町を散策することにした。
駅を通りすぎ長い坂道を越え並木道を抜け商店街に入った。
ここも昔は活気があったらしいが、デパートや大型店なんかが建ちはじめた今では閑古鳥が鳴いていた。

以下略



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