過去ログ - 御坂「もう、いいや」
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43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/10/17(月) 01:58:49.19 ID:UVpNHGeEo
開幕の合図となったのは垣根の一撃だ。

音叉のように翼を振動させ大気を衝撃波として放つ。
撃たれた一撃は莫大な破壊力を伴いつつも確かな指向性を持ち一直線に御坂に飛来する。
カマイタチなどという生易しいものではない。それは全てを破壊する不可視の威力の塊だ。

人体など容易く破裂させる一撃を、しかし御坂は迎撃する。
垣根の攻撃の正体は空気振動だ。音の速さを持つそれは避けるなどという行為が通用するものではない。
だが御坂の能力は雷電。認識は光速であり、雷撃はそれに劣るとも音速など軽く凌駕する。

放たれた雷撃は音波を穿ち、有していた破壊力ごと炸裂する。
両者の間に爆風が生まれるが、指向は失われ無秩序な威力は拡散されている。

「この程度じゃ挨拶にもならねぇかよ!」

超電磁砲、第三位である彼女と自分の間にあった溝が埋められている事に垣根は驚愕しながらも好戦的な笑みを浮かべた。

圧倒的であったはずの彼我はどういう訳か失われ、御坂は垣根に伍している。

能力の出力が上がったとか、そういう簡単な話ではない。
彼女は不可視である音の波を知覚し、それを正しく迎撃したのだ。

明らかに一つ上の位階に昇っている。
単なる電撃使いとしての域を超越しているのだ。


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