337:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2011/10/12(水) 00:28:53.30 ID:VlFSXUEH0
マミ「ふふっ」
まどか「?」
マミ「うふふふふふっ!クスクス・・・」
まどか「わ、笑う事無いじゃないですか!」
マミ「ごめんなさい、あまりにも年齢離れした話をするものだから、つい、ね。
鹿目さん、あなた大人ね。大人過ぎるわ。人間ね、生きていく以上、必ず誰かしらに迷惑をかけるし、誰の役にも立てない時期があるものよ。
あなたは私や暁美さんに憧れてると言ったけど、私達は本当に特殊な例外よ。しかも魔法少女の力も、怪獣の力も与えられたものであって、私達自身の力じゃないの。
それを扱える素質があったって言うだけ。鹿目さん、あなたはその与えられた力で人の役に立ちたいの?
あなたは努力も無しに、得る事だけなら何のリスクも無い力で役に立つことが夢なの?」
まどか「それは・・・」
マミ「あなたは考えが甘いかも知れないって言ってたけど、甘いというか、そんな事考えなくて良いの。
あなたくらいの年の子は、そんな誰かに迷惑かけるとか、誰かの役に立ちたいとか、そんな事難しい事考えず、毎日を楽しむ事を考えなさい。
私が同学年の友達と話す話題も、美味しいものとか、服とか、そんな事ばっかりよ。受験生なのにこんなので良いのかって思うくらいね」
まどか「でも・・・」
マミ「それにね、あなたは誰の役にも立ってないなんて事は無いわ。あなたがいるだけで、皆明るくなれるの。あなたの優しさに救われた人がきっといる筈よ」
まどか「そうでしょうか・・・?」
マミ「もっと具体的な話をしましょうか?最近、新しい魔法少女の仲間が増えたの」
まどか「え?そうなんですか!?」
マミ「ええ、あなたも会った呉さんと、その子の友達の美国さんって言ってね、
暁美さんの説得で仲間になってくれたのだけれど、切欠はあなただったわ」
まどか「え?」
マミ「あなたは今のままで、十分私達の役に立ってくれてるわよ。
あなたのように、幸せに平和に暮らしてくれている子が近くにいると、私達の戦いが決して無意味でないと実感出来るのよ。それは私にとって何より嬉しい事なの」
まどか「マミさん・・・」
笑顔になるまどか。
マミ「あなたはあなたのままでいれば良い。それが暁美さんの何よりの望みであり、私の望みでもあるの。だから、契約なんてしちゃ駄目。これは私のわがままだけど」
まどか「解りました。私、魔法少女になりません。いっぱい毎日を楽しく過ごせるよう、頑張ってみます!」
マミ「それで良し!それにドジな鹿目さんが魔法少女になってゴジラを呼び出したりしたら、
放射火炎があっちこっちに飛んで、敵の怪獣を暴れさせてるより被害が大きくなっちゃうわ」
まどか「あー、ひどーい!私、そこまでドジじゃないですよぅ!」
マミ「うふふっ」
まどか「あははっ」
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