533:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)
2011/10/16(日) 01:58:46.25 ID:f1WuDVE40
マミ「美樹さん・・・」
QB「・・・君の契約したい理由と決意を聞かせてくれるかい?」
さやか「あたしは、理不尽な暴力に苦しむ人達を助けたい、マミさんやほむらのように、皆を守りたい。
それがどんなに大変で凄い事かって、解ってるつもり。この前のヘドラとの戦いの時だって、何も出来ない自分が凄く嫌だった。
それと、まどかは絶対契約させちゃ駄目なんでしょ?だから、あたしも契約してまどかを守れば、その確立も少しは減ると思うし・・・
迷ってたんだけど、キリカからグリーフシードを借りようって思って、それが最後の後押しになったんだ。
グリーフシード優先で戦わなくて良いなら、あたしの一番の目的の為に戦える。
キリカにグリーフシードは返すけど、それは二の次。戦ってく中で、少しずつ返す事にするよ。
あたしはグリーフシードより、守る為に戦いたい!
でも・・・やっぱり不安もあるんだ、あたしなんかがそんな巨大な力を正しい事だけに使えるのかって・・・」
QB「・・・さやか、君に力の本質を教えるよ。それは心だ」
さやか「心・・・」
QB「そう、心の無い力は暴力に過ぎないし、力の無い心は暴力に過ぎない。
解るかい、さやか。何事にも折れることの無い、強い心を持つんだ。
それがあれば、マミやほむらのように、力を抑制し、正しく使う事が出来る」
さやか「・・・解った」
QB「この巨大な力を手に入れた者には、怪獣という人智も常識も超えた存在と戦い続ける運命が待っている。
その覚悟があるなら、君と契約しよう」
マミ「本当に良いのね?鹿目さんや暁美さんに相談しなくて良いの?
2人とも美樹さんをとても気にかけているわ」
さやか「まどかやほむらに相談したら、絶対反対されちゃいますよ。もしあたしが、力に魅入られたり、飲まれてしまったら・・・マミさん、その時は頼みます」
マミ「そこまでの覚悟があるなら、もう何も言わないわ。
大丈夫、後輩を正しく導く事も先輩の役目ですもの。その時は全力で、死にそうにさせてでも、目を覚まさせてあげるわね」
さやか「お、お手柔らかにお願いします・・・」
QB「じゃあ・・・良いんだね?」
さやか「うん、契約して」
QB「では、美樹さやか、君と契約しよう」
キュゥべえが目を閉じ、背中の模様が光り出す。そして白い小さな光の粒子が溢れ出て、さやかの目の前で固まっていく。徐々に物質化し、楕円に近い形状になっていく。
それは青い宝石となり、金属の台座が出来、更に金具で飾られていく。
QB「さぁ、受け取ると良い。それが君のソウルジェムだ」
さやか「・・・」
さやかはそれを両手で包み込むように受け止める。
QB「そしてこれが、君の力となり、共に戦い、生死も共にする怪獣だ」
キュゥべえの背中の模様から青い光の帯が何本も飛び出して曲がり、さやかの胸に突き刺さるように、吸い込まれていく。
さやか「うっ・・・あぁ・・・っ!」
さやかが胸に痛みを感じて、うずくまるが、それは直ぐに治まった。
さやか「今のは・・・?」
マミ「量子化された怪獣が定着する時の痛みよ。もう大丈夫」
QB「これで君は魔法少女だ。ボクの言葉を忘れず、その力を正しい事に使ってくれ」
さやか「うん、任せて!」
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