702:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2011/10/18(火) 01:56:24.74 ID:7Qkajdh/0
杏子「はん!だんだん、動きが鈍って来たぜ?疲れて来たんじゃねぇのか?」
さやか「うるさい!」
さやかはどんどん杏子のリーチの長い攻撃をさばき切れなくなって来る。
織莉子「(さやかさんへ援護する余裕が無いですね・・・それにしても・・・)」
ゆま「ええーいっ!」
ゆまのハンマーが織莉子の水晶を砕く。柄の短いハンマーは素早く振る事が出来る上、一発で破壊する威力を持っている。
織莉子「(この子強い・・・!私のこの武器と打撃武器のハンマーは相性が悪いですね・・・しかも・・・)」
相棒であるスーパーメカゴジラを見る織莉子。ビオランテの触手による攻撃に防戦一方の戦いを強いられている。
運動性が劣悪で格闘戦が大の苦手なスーパーメカゴジラにとって、触手で遠距離から、しかも多方向から格闘戦を挑んで来るビオランテは相性最悪の相手といえた。
こちらでもデストロイアと戦うガイガンを援護する余裕が無い。
一方でビオランテは触手や、そこからの溶解性のある放射樹液、更に回復用のバイオ樹液でデストイアに支援を行っている。
切断武器を持つガイガンが拘束攻撃を得意とするビオランテの相手を出来れば良いのだが、デストロイアが集合体、飛行体の2つの形態を使い分けてガイガンを翻弄している。
織莉子「(このままでは・・・)」
ゆま「でええぇーーいっ!!」
織莉子「!?」
余計な事を考えている場合では無かった。水晶を破壊せずに、小さい身体を活かし、その合間を抜けて真正面から、ゆまがハンマーを振り降ろして来る。
織莉子「(私とした事が・・・!)」
だが、急にゆまの動きが遅くなった。
織莉子「(これは・・・)」
これなら十分に回避できる。バックステップで下がり、ゆまから距離を取る。
瞬間、織莉子の後方から跳び上がり、ゆまに襲い掛かる黒い影。
キリカ「私の織莉子を傷付ける悪い子はぁああああ!!死刑!死刑!死刑ぃいいいいいいいい!!」
跳んだキリカが両手のカギ爪をゆまに振り下ろす。
ゆま「っ!?」
ゆまはそれをハンマーの柄で受け止める。
キリカ「すごいねっ!止めたっ!でも、次もあるよ!次々次次次っ!!」
ガガガガガガガガガガ!!
嗤うキリカの目にも止まらぬは速さのゆまへの連撃。
キリカ「どうしたの?反撃しないの?お嬢ちゃんは遠慮してるのかなっ?あははははははっ!!」
ゆま「(速過ぎるよっ!構える暇もない!)」
織莉子「悪く思わないで下さいね」
キリカに押されるゆまの背後へ水晶を飛ばす織莉子。
杏子「ええい!どけぇ!!」
キリカの固有能力により、自分が遅くなり相対的に早くなったさやかを槍で全力で突き飛ばす。
杏子「ゆまーっ!後ろだーっ!!」
杏子はキリカとゆまの間に割って入る。ゆまに代わってキリカと戦う杏子。
ゆまは背後に振り向いて水晶を迎撃、全て砕いた。
キリカ「久しぶりだねっ、あんこっ!!」
杏子「あんこじゃねぇ!きょうこだ!」
キリカ「今日こそ君のデストロイアを食べさせてもらうよっ!!」
杏子「またボコボコにされてぇか!?」
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