875:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)
2011/10/21(金) 01:14:08.44 ID:7pyHt1ak0
私はさやかの正面に立つけど、彼女は私から目を逸らす。
ほむら「さやか、私を見て。私の目を見て」
さやか「・・・」
さやかが私を見る。
ほむら「さやか、あなたのどんな事があっても、自分の信念を貫く、その意志の強さは凄いと思うわ。
その意思の強さは、魔法少女にとって無くてはならないものよ。でも、視野が狭くなってしまってるの。」
私はさやかの両肩に手を置いた。
ほむら「あなたは純粋過ぎるの。もっと周りを見て、声を聞いて。そうすればきっと間違いも少なくなるわ」
さやか「あんたは・・・あたしを攻めないんだね」
ほむら「私にあなたを攻める資格なんてないわ・・・」
今まで、仲間を助けられず、見殺しにし、或いは手にかけた私に、さやかを攻める資格がある筈が無い。
ほむら「私はあなたを攻めない。ただ、死なないでいてくれて嬉しいわ」
さやか「何で・・・何であんたそんなにあたしに優しいのさ・・・?何でそんなに強いのさ・・・?
何となく解っちゃうんだよね・・・あんた、本当に私の事を想ってくれてる。
何が何でも諦めないって眼をしてる。何時も心のこもった言葉を喋ってる。
今だってそう、あたしが生きてて本当に喜んでくれてるんでしょう?何で、あたしなんかを・・・?」
ほむら「それはあなたが時空を超えて巡りあった仲間だからよ」
さやか「こんな時に・・・冗談は・・・うっ・・・ううう・・・ごめん、ごめんよ、ほむらぁ・・・
心配・・・かけてごめんなさい・・・」
さやかは私にしがみついて泣き始めた。私は彼女を優しく抱き返す。
キリカ「その・・・ほむほむ・・・ごめんよ、本当にごめん・・・」
キリカが私に頭を下げる。
ほむら「良いのよ。あなたが無事ならそれで」
キリカ「それと・・・助けてくれてありがとう」
ほむら「どういたしまして」
私はさやかを抱きながら笑顔で答えた。
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