926:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)
2011/10/22(土) 11:25:04.52 ID:+2AXQ9j00
夜、上条ホーム、門前
さやかがチャイムを鳴らそうとすると、恭介のバイオリンの演奏が聞こえて来た。
さやか「・・・」
さやかは満足そうに笑顔を浮かべて去ろうと振り返る。
さやか「ん・・・?うっ!」
歩道の道路側に杏子が立っていた。杏子が手に持っていた、うんまい棒を齧る。
杏子「あむ・・・会いもしないで帰るのかい?」モゴモゴ
さやか「お前は・・・何だよ、あたしを殺しに来たの?」
杏子「そんなビビらなくても大丈夫さ。あんたじゃあるまいし、こんな街中で暴れたりしない」
さやか「うるさい!」
杏子「あんたが何で魔法少女になったか気になってねー、大方ここの坊やの為ってか?」
さやか「キリカにグリーフシードを借りて、恭介の腕の怪我を治したんだ」
杏子「呉キリカにねぇ」
さやか「それでキリカにグリーフシードを返す為と、皆を守る為にあたしは契約した。
何よ、文句あるの?」
杏子「いいや、別に。ただ、あんた程度の力で皆を守ろうなんてお笑い種だね」
さやか「黙れっ!お前なんかに何が解る!?」
杏子「解ってねーのはそっちだバカ!魔法ってのはね、万能じゃないんだよ。
何もかも守ろうなんて不可能だ。・・・魔法少女にとって常識だぞ?巴マミの近くにいてそんな事も解って無かったのか?」
さやか「くっ・・・!」
杏子「何にせよ、あんたはここの坊やに惚れてる訳だ。惚れた男をモノにするなら、簡単な手があるじゃない」
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