147: ◆7oWiJj9WF6[saga]
2011/10/26(水) 00:55:54.17 ID:sg7YEeI90
ぽぷら「(……)」
何んとも無しに、私の足は自然と公園へ向かっていた。
黄色くて少し錆びてる入口の鉄柱をくぐると、もうそこは白い砂地の公園で。
普段通り、静かな落ち着く公園だ。
ぽぷら「……」
あれから、岡崎くんとは会えていない。
それも当り前だ。私の学校の制服とは違ったし、何より岡崎くんがこの周辺に住んでいるとも限らないし。
ぽぷら「(……でも)」
今思うと、何でそこで諦めていたんだろう。
お礼を言いたいのなら、探せばいいんじゃないのかな。
例えここら辺の人じゃなかったとしても、制服だったし、遠い所の人じゃない。
ぽぷら「(あ、でも修学旅行とかだったりしたら……)」
ちょっぴり不安な考えが浮かんできたけど、それは捨てることにする。
だって、修学旅行には時期が少し早すぎるし、何よりそんなことを考えていてはいつまでたってもはじまらないから。
ぽぷら「……よしっ!」
ちょっとだけ大きな声での一言。
誰もいない公園で、私しかいないんだけど。
でも、不思議と湧きあがってくるのは恥ずかしさとかじゃなくて、清々しさだった。
ぽぷら「(明日から、ちょっとずつ岡崎くん探索大作戦を始めるよっ!)」
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