24: ◆7oWiJj9WF6[saga]
2011/10/11(火) 14:13:09.49 ID:/SDewwSZ0
朋也「……」
朋也「(あの子供、無事に帰れたのか……?)」
少し子供のことが気がかりだったが、特に追いかけるなどする気もおきない。
そもそもアイツと関わりたくて来たわけでもなし。
……ただ、俺は目の前に手ごろな喧嘩相手がいたから、ってだけで引き寄せられただけなのかもしれない。
朋也「……」
朋也「(……帰る、か)」スクッ
いつまでも座っていたら俺が職務質問されかねない。
時間も『丁度頃会い』だ。
「――うぉら!!!!!!」
そう思った時。
俺の後頭部は思い切り震えた。
朋也「――ッ!!!」
何が起きたのかはわからない。
ただぐるんぐるんと世界が回っている。
自分の脈拍が極度に高まっているのを感じる。額から滴ってくるようなこそばゆいこの感覚は、
後頭部から血が流れているということなのか。
「……が、……な……のかあ?」
朋也「……」
もう目の前に現れた男たちが何を自分に投げかけているのかも判断できない。
今まで見ていた夜の視界よりも、もっと暗い闇の中に引きずり込まれていく感覚を噛みしめながら、
俺は意識を失った。
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