316: ◆7oWiJj9WF6[age]
2012/01/13(金) 23:52:00.80 ID:WW56rl2G0
春原「ふぐぉっぅん」
朋也「!?」
そして、坂上の肩に春原が手を置こうとした時だった。
軽く坂上が腰を撓らせ、触れられかけた肩とは逆の腕で、春原の顔面に一発をくれてやったのだ。
面白いように春原の身体は宙を舞い、廊下の壁に叩き付けられる。
智代「……。他の学年の生徒は、教室に入っては行けない」
智代「……!」
朋也「……」
そう言って肩を払う坂上と、一瞬目が合う。
しかし、何をするでも無く坂上は教室に入っていった。
杏「アイツは本当に何をしたいのよ……」
朋也「……さぁ」
不幸中の幸いか、この学校の生徒は授業の開始時間には敏感で、春原に注目していた生徒達は
春原の情けない姿を見る前にほとんど教室に入っていた事だ。
春原「……な、何が起きたのか、さっぱりだったよ……」
春原「で、でも言うべき事は言ったし、もうきっと目立ったりはしないよ……。多分」
真っ赤に腫らした頬を摩りながらそう言う春原は、本当に情けなかった。
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