51: ◆7oWiJj9WF6[saga]
2011/10/13(木) 17:36:25.13 ID:M21g0yr20
山田「そ、それ革新的かつ斬新的過ぎて山田突っ込めません!」ガビーン
朋也「……じゃあな」ガチャ
種島が起きてくるまで待つなんてことはしない。
俺は開きっぱなしの扉から梯子に足をかける。
朋也「……」
山田「あ、岡崎さん!」ヒョコ
朋也「……ん?」
山田「靴は裏口ですから、そこから出て行ってくださいね!」
山田「正入口から出られると朝の清掃の時間が増えてしまいます!」
朋也「……」
何だその理由は……。
朋也「……はいはい」
山田「はいっ!は一回で十分ですよ!それと、岡崎さんはそれ以上頭を打って悪くなっちゃダメですから気をつけてくださいね」
朋也「……やっぱり、表の入り口を踏み荒らしていくことにする」
山田「そ、それはいけません!山田の仕事が増えてしまいます!」ガビーン
朋也「知らん」
更衣室と書いてある扉を通り過ぎ、靴の置いてある裏口へと向かう。
道がわかる理由は簡単で、ゴミ捨て場までの案内が壁に貼ってあったからだ。
朋也「(……そういえば、音尾……だったか。そいつはどこ行ったんだ?
朋也「(…………本当に旅に……?)」
んなわけないか。
欠伸をしながら外に出ると、朝日が目に入ってくる。
早朝だからか、車の通りはまだ無いがちらほらと歩行者の姿は出てきているようだ。
朋也「…………」
コンクリートで舗装された道を上がっていくのは、これで何度目なのだろうか。
そんな答えも出ない考えしか、頭には浮かんでこなかった。
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