24: ◆rN1lz/nXIQ[sage]
2011/10/11(火) 01:40:46.65 ID:0AkupfO90
「僕はね、旅に出た方がいいと思ってる」
「・・・なんで?」
「レッドはね、もっと広い世界を見てくるべきだと思う。きっとそうする事でお前の世界も大きく広がるだろう」
「別にお前を追い出したい訳じゃないよ。けどね、レッド。お前・・・・自分が好きじゃないだろう?」
「・・・・・・・・」
「未だにお前は自分を許せないで、自分を認めてやらないでいる」
「一番近くにいる人が認めてくれているのに、お前は
「っ!けど!俺はそんな資格ない!人から何もかも奪ってしまった最低の奴なんだよ!!!」
「結果的にはそうなってしまったのかもしれない。しかし、それを決めるのはお前じゃない」
「彼女は一度も、今まで一度もそう思ったことはない。・・・・そうだろう?ブルーちゃん」
ブルーに話を振る父は、優しく問いかけるように言った。
ブルーはレッドを見つめながら答える。優しく、微笑みながら。
「レッド、ごめんね。私のせいでずっと苦しめて。」
少しずつ、だけどしっかりとブルーは語りだす。
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