887: ◆tsGpSwX8mo[saga sage]
2012/01/04(水) 00:52:52.62 ID:oXCf2Zm80
途端、まどかの動きがピタリと止まる
どうした事かとさやかが、まどかへと恐る恐ると視線を向けると
まどかが、無表情でさやかの表情を覗き込んでいた
まどか「なんで?」
まどか「なんでそのなまえがでてくるの?」
まどか「さやかちゃんがいちばんすきなのはわたしでしょ?」
まどか「なんで?」
先程の興奮した様子が嘘のように、まどかは感情の読めない声音で問いかける
しかし、突然のまどかの様子の変化の驚きでさやかは声が出せなかった
まどか「まもったよ」
まどか「わたしまもったんだよ?」
まどか「わるいやつ、みんなみつけだして、さがしだして」
まどか「みんなやっつけたんだよ?」
答えないさやかにまどかは顔を目と鼻の先まで近づけ、問いかけ続ける
まどか「だからわたしのことすきでしょ?」
まどか「ねぇ」
まどか「さやかちゃん」
そう言って、まどかはさやかに顔を近づけたまま、首を横に傾げさせた
異常な様子のまどかに怯んでしまいそうになるが、さやかは勇気を振り絞り、言葉を捻りだす
さやか「あたしは……あたしは……!」
彼女への
さやか「あんたなんか、好きじゃない!!!」
拒絶の言葉を
その言葉にまどかは大きく目を見開きく
そして、ゆっくりと顔をさやかの目の前から引かせると、その顔を下へと伏せ、垂れる髪にその表情を隠す
まどか「かみじょうくん?」
しばらくの沈黙の後、まどかはポツリと言葉を漏らす
その言葉に、さやかはその瞳をまどかに向け、返事をしようとする
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