906: ◆tsGpSwX8mo[saga sage]
2012/01/04(水) 01:38:41.82 ID:oXCf2Zm80
彼女の作ってくれた夕食を食べ終えると、さやかは自分の部屋でくつろいでいた
適当な雑誌を見て時間を潰す
「さやかちゃん」
ページが半分まで差し掛かった時、部屋のドアをノックする音が鳴り響き、その後に彼女が声を掛けながら入ってきた
手に持つのはバスタオルと、寝巻
さやかは彼女の言いたい事を見当に入れながら、彼女に首を傾げて、言った
さやか「どした?まどか」
「え、ええとね。……お風呂、沸いたよ?」
もじもじとさせながら、さやかの問いに応える
そこで彼女の言いたい事を完全に理解したさやかだったが、あえて彼女の言葉を聞き流すような態度を取った
さやか「わかった。あとで入るよ」
その言葉に彼女は焦ったようにオドオドとし始める
それに気付かれないように笑いを浮かべながら、さやかは彼女から目を反らし、次の言葉を待った
「あ、あのねっ!さやかちゃん」
さやか「んー?」
「えと……その……」
もじもじと、言葉を選ぶ
そんな彼女をさやかはほくそ笑みながら横目で様子を窺い続けた
そして、彼女が決心したように一息つくと、小さな声で、ポツリ、と漏らした
「お風呂……い、一緒に入らない……?」
さやか「えー、昨日も入ったじゃん」
「……う……」
1002Res/549.34 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。