939: ◆tsGpSwX8mo[saga sage]
2012/01/04(水) 02:35:47.29 ID:oXCf2Zm80
――――――
キュウべえ「遅かったね」
まどかの亡骸の横に座るキュウべえが、そう言いながら、後ろに首を回す
そこには、腹部の辺りが真っ赤に染まる、ほむらの姿があった
その声を無視し、ほむらはキュウべえの横まで進むと、まどかの亡骸を抱きあげる
キュウべえ「ものすごい光景だと思わないかい?」
キュウべえ「二つの魔女が出来る事は予測していたけど、その後のことなんて思いもしなかったよ」
珍しく興奮した様子で目の前の光景に目を向けながらキュウべえはそう語る
だが、ほむらはそれに耳を貸す事はせず、まどかの亡骸を愛でるように撫でてながら、吐き捨てた
ほむら「全て見越していた結果、とでもいうの」
それにキュウべえはもっともだと頷く
キュウべえ「そうだね。まどかの蘇生によってさやかの因果がかなり増えていたとはいえ、到底まどかに及ぶものではなかったからね」
キュウべえ「最強の魔女に敵う筈はないと思っていたよ」
キュウべえはそびえ立つ、最強の魔女へと目を向け、そう言った
キュウべえ「さ、ノルマを遥かに超えるエネルギーを得る事も出来たし、僕たちは帰る事にするよ」
キュウべえ「この星もあと数日ともたないしね」
キュウべえ「それじゃあね。ほむら」
それだけ言うと、キュウべえは崩壊した壁の向こうへとその姿を消した
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