過去ログ - 杏子「あいつが、居なくなった世界で」
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280: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/11/10(木) 20:10:39.07 ID:QC5oAPaM0

「……そっか、じゃあ、いってらっしゃい」

「ああ……いってきます」

自分は果たして、きちんと笑えているだろうか。
きっと、笑えていないだろう。
そう感じて、すぐにゆまに背を向ける。

ゆまはおそらくマミが居るであろう方へ駆けていく。
それを背に感じながら、玄関へと急ぐ。

手早く靴を履き、やや乱暴にドアを開け、外へと出る。
閉めると同時、ドアに寄りかかった。

ゆまとマミが、楽しそうに過ごしているであろう中のことを思いながら。
自分の醜さを、痛感していた。

そう、感傷に浸っていれば。

「―――あら、」

横から、声が割り込む。



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