過去ログ - 杏子「あいつが、居なくなった世界で」
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288: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/11/12(土) 22:53:25.62 ID:nEOHrpGD0

だが、しかし。

「けど、悪くない」

そうであるならいいな、と思う。

「あんたの言うとおりならさ……さやかは、一人ぼっちじゃないってことだろ?」

「……ええ、そうね」

ああ、今度は微笑んだな、と感じた。
相変わらず、表情は見えなかったけれど。

そう、さやかはもう、一人ではない。

消えてしまう前に傍には居たけれど、その心を癒すことはできなかった。
結局、自身の呪いを自分ひとりで背負い込んだまま、逝ってしまった。

けれど、以前の世界で友であったその、まどかならば。

きっとさやかの苦しみを、慟哭を包み込めるだろうと思えた。



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