過去ログ - 杏子「あいつが、居なくなった世界で」
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309: ◆h4ONJivhRc[saga]
2011/11/13(日) 22:25:30.91 ID:Vo0A3tuq0

その肩に手を置いて、少し躊躇った。
構わないのだろうか、と。
けれど、許されないことでも、別に問題は無いと思った。

「……キョーコ?」

―――きっと、抱きしめるくらいはしてもいいはずだ。

そう納得し、小さな背に腕を回した。
力は込めすぎず、優しく包み込んだ。
とくん、とくんと少し早い鼓動を感じる。

その体温は、今までよりもずっと暖かなものだった。

人と触れ合う喜び。
長らく忘れていたその感覚。

思うより、考えるより、それはずっと素晴らしいものだ。



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